2026/9/2 18:26:53AI下書き → 編集部確認済み

制度化と実用化が進む暗号資産市場:L1の勢力図とステーブルコイン、企業投資の最新動向

暗号資産市場では、主要ブロックチェーンの定着、各国の規制整備、さらには上場企業の暗号資産保有にまつわるルール作りに至るまで、多角的な変化が進んでいます。市場が成熟期に向かう中で注目される主要なトピックと、その背景にある論点を整理します。

L1競争の集約とグローバルな規制フレームワークの進展

ブロックチェーンの基盤となるレイヤー1(L1)市場の勢力図について、ビットタイムズの報道によると、Crypto Banterの創設者が競争の行き着く先としてイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)が主要な勝者になるとの見解を示し話題を集めています。多数のL1プロジェクトが競合した時期を経て、高い流動性とエコシステムを持つ主要チェーンへと利用が絞り込まれつつある現状を示唆しています。

こうした技術基盤の集約と並行して、各国での法制度整備も着実に進行しています。あたらしい経済が伝えた通り、シンガポール金融管理局(MAS)は支払サービス法(PS Act)の改正案を公表し、「MAS規制ステーブルコイン」の法的な定義付けと規制枠組みの導入を進めています。明確な法的保護や要件の整備は、ステーブルコインが国際的な決済インフラとして信頼を獲得するための重要なステップとなります。

ステーブルコインの収益構造と企業保有に対する評価の変容

決済手段としてのステーブルコインは、そのビジネスモデルの側面からも注目が集まっています。CRYPTO TIMESが報じた米USDC発行元サークルの四半期決算では、総収益7億130万ドルのうち準備資産の運用益が6億6770万ドルと全体の95.2%を占めました。この構造は、金利環境がステーブルコイン事業の収益性に大きな影響を与えることを物語っています。今後、日本で金利の上昇が進めば円ステーブルコインにとっても追い風となる見方がある一方で、事業として成り立たせるためには相応の発行規模を確保するという課題が残されています。

また、暗号資産を事業や財務戦略の柱として保有する上場企業の評価軸も揺れています。CRYPTO TIMESによれば、指数算出大手のMSCIが財務諸表を基に「非事業会社」を判定し、主要株価指数から除外する新基準案を提示しました。これに対し米ストラテジーが反対の意を示す書簡を提出するなど議論が広がっています。メタプラネットをはじめ暗号資産を大量保有する企業にとって、株価指数への組み入れ可否は資金流入に直結するため、市場の関心が高まっています。

編集部の所見

技術基盤の選別、法規制の具体化、そして財務資産としての評価基準の模索は、暗号資産が既存金融システムと融合するプロセスにおいて避けて通れないテーマです。市場全体の健全性と実用性が向上する中で、投資家や企業は制度の変化と実需の双方を慎重に見極める必要があります。

※本記事は情報提供のみを目的とし、投資助言ではありません。

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